$BECSL
入門初級2026/2/86分で読める

初心者がやりがちな暗号通貨の失敗7選

暗号通貨初心者が陥りやすい7つの失敗パターンとその対策を具体的に解説。セキュリティ、投資判断、税金など、事前に知っておくべきポイントをまとめました。

この記事のポイント

  • 投資は必ず余剰資金の範囲内で行い、生活資金や借入金を投資に使わない
  • 二段階認証やリカバリーフレーズの安全な管理など、セキュリティ対策を徹底する
  • FOMOや他人の情報に振り回されず、自分自身の調査と投資計画に基づいて判断する
  • 暗号通貨の利益は課税対象であり、取引記録の管理と確定申告を忘れない
  • 分散投資と長期的な視点を持ちつつ、定期的にポートフォリオを見直す

失敗1:余剰資金以上の投資

最も多い失敗が、生活に必要なお金まで暗号通貨に投資してしまうことです。SNSでの成功体験や急騰のニュースに影響されて、貯金の大部分や借金をして投資するケースがありますが、これは非常に危険です。暗号通貨市場は短期間で50%以上下落することもあり、生活を脅かすような金額を投資すべきではありません。

暗号通貨への投資は、失っても生活に影響がない「余剰資金」の範囲内で行うことが鉄則です。投資金額は収入の5〜10%程度を上限とし、緊急時の生活費(最低3ヶ月分)は必ず確保しておきましょう。冷静な判断ができなくなるほどの金額を投資している場合は、ポジションを縮小することを検討してください。

注意

借金をして暗号通貨に投資することは絶対に避けてください。暗号通貨市場は過去に何度も50〜80%の暴落を経験しており、借入金での投資は破産リスクを大幅に高めます。

失敗2:セキュリティ対策の軽視

二段階認証(2FA)を設定しない、フィッシングサイトに騙される、秘密鍵やリカバリーフレーズをスマートフォンやクラウドに保存するなど、セキュリティ対策の不備による資産の喪失は後を絶ちません。暗号通貨は自己管理が基本であり、盗まれた資産は基本的に取り戻せません。

必ず二段階認証を有効にし、できればSMS認証ではなくGoogle AuthenticatorやYubiKeyなどを使いましょう。リカバリーフレーズは紙に書いて安全な場所に保管し、デジタルデバイスには保存しないでください。不審なメールやDMのリンクは絶対にクリックせず、取引所やウォレットのURLは必ずブックマークから直接アクセスしましょう。

  • 二段階認証(2FA)を必ず有効にする(Google Authenticator推奨)
  • リカバリーフレーズは紙に書いてオフラインで保管する
  • 不審なメール・DMのリンクは絶対にクリックしない
  • 取引所やウォレットのURLはブックマークから直接アクセスする
  • SMS認証よりもアプリ認証やハードウェアキーを優先する

失敗3:FOMO(取り残される恐怖)による高値買い

FOMO(Fear Of Missing Out)とは、周囲が利益を得ているのに自分だけ取り残されるという恐怖心から、冷静な判断ができなくなることです。価格が急騰している最中に「今買わないと乗り遅れる」と焦って高値で購入し、その後の下落で大きな損失を出すパターンは非常に多く見られます。

暗号通貨市場では大きな上昇の後に調整(下落)が来ることが一般的です。話題になってからの参入は、すでに価格が十分に上昇した後であることが多いです。投資判断は感情ではなく、プロジェクトの価値と自分の投資計画に基づいて行いましょう。ドルコスト平均法を活用して定期的に購入することで、FOMOに振り回されるリスクを軽減できます。

「靴磨きの少年」の格言を覚えておきましょう。普段暗号通貨に興味のない人々が話題にし始めた時は、すでに価格がピークに近い可能性があります。市場が過熱している時こそ冷静さが求められます。

ヒント

FOMOを防ぐには、事前に投資計画(いつ、何を、いくら買うか)を決めておくことが効果的です。ドルコスト平均法で毎月定額を自動購入する仕組みを作れば、感情に左右されにくくなります。

失敗4:分散投資をしない

特定のひとつの暗号通貨に全資金を集中投資することは大きなリスクです。どんなに有望に見えるプロジェクトでも、技術的な問題、規制の変更、競合の台頭などにより価値が大幅に下落する可能性があります。2022年のTerraUSD(UST)とLUNAの崩壊では、集中投資していた多くの投資家が壊滅的な損失を被りました。

暗号通貨内での分散だけでなく、資産全体での分散も重要です。暗号通貨は投資ポートフォリオの一部として位置づけ、株式、債券、不動産などの伝統的な資産とのバランスを考慮しましょう。暗号通貨への配分は、リスク許容度に応じて全資産の5〜20%程度に留めるのが一般的な目安です。

ポイント

2022年5月のTerraUSD/LUNA崩壊では、わずか数日間で約4兆円の時価総額が消失しました。「安定型」と謳われていた暗号通貨でも崩壊する可能性があることを示す重要な教訓です。

失敗5:税金の申告を忘れる

日本では暗号通貨の売却益、他の暗号通貨への交換時の差益、暗号通貨での商品購入時の差益が課税対象となります。これを知らずに確定申告を怠ると、後から追徴課税や加算税が課される可能性があります。暗号通貨の利益は「雑所得」として扱われ、他の所得と合算して累進課税が適用されます。

取引記録は日頃から正確に管理しておくことが重要です。多くの取引所では取引履歴のCSVダウンロード機能を提供しているので、定期的にバックアップを取りましょう。CryptactやGtaxなどの暗号通貨税金計算ツールを活用すれば、確定申告の手間を大幅に軽減できます。

なお、年間の暗号通貨による所得が20万円以下であれば確定申告が不要な場合もありますが、住民税の申告は必要です。また、損失が出た場合でも、暗号通貨の損失は他の所得と損益通算ができない点にも注意しましょう。

  • 暗号通貨の売却益:課税対象(雑所得)
  • 暗号通貨同士の交換時の差益:課税対象
  • 暗号通貨での商品購入時の差益:課税対象
  • 年間所得20万円以下でも住民税の申告は必要
  • 暗号通貨の損失は他の所得と損益通算不可

失敗6:情報を鵜呑みにする

SNS上のインフルエンサーやYouTuberの推奨に無批判に従って投資することは危険です。多くの場合、発信者自身がそのトークンを保有しており、価格を上昇させた後に売却する「パンプ・アンド・ダンプ」を目的としている可能性があります。「必ず100倍になる」といった断定的な予測は、根拠のないものがほとんどです。

投資判断を行う前に、複数の情報源を確認し、プロジェクトの公式ドキュメント(ホワイトペーパー)を読み、開発チームの実績を調べましょう。暗号通貨の世界では「DYOR(Do Your Own Research:自分自身で調査せよ)」が合言葉です。他人の意見を参考にすることは良いですが、最終的な判断は自分自身の分析に基づいて行ってください。

注意

「必ず儲かる」「元本保証」「限定の特別枠」などの言葉は詐欺の典型的なキーワードです。暗号通貨投資に確実なリターンは存在しません。甘い言葉には十分警戒しましょう。

失敗7:短期的な値動きに振り回される

暗号通貨市場は24時間365日動いており、短期的な価格変動に一喜一憂して頻繁に売買を繰り返すと、手数料がかさんで結果的に損失を出すことが多いです。また、頻繁な取引は精神的なストレスの原因にもなり、冷静な判断力を失わせます。

長期的な視点を持つことが暗号通貨投資で成功するための重要な要素です。過去のビットコインの価格推移を見ると、短期的な暴落を何度も経験しながらも、長期的には右肩上がりの成長を続けてきました。投資した暗号通貨に対する確信があるなら、短期的な下落で慌てて売却するのではなく、自分の投資計画に従って行動しましょう。

ただし、「長期保有=必ず利益が出る」というわけではありません。プロジェクトの根本的な問題が見つかったり、市場環境が大きく変化したりした場合は、損切りも重要な判断です。定期的にポートフォリオを見直し、投資根拠が崩れていないかを確認する習慣をつけましょう。

暗号通貨の価格変動を見逃さない

Coybelで価格アラートを設定して、目標価格に達したら即座に通知を受け取りましょう。

無料で始める