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ブロックチェーンとは?技術の仕組みをやさしく解説

ブロックチェーン技術の仕組み、特徴、活用事例をわかりやすく解説。分散型台帳技術がなぜ革命的と言われるのか、初心者にもわかるように説明します。

この記事のポイント

  • ブロックチェーンは取引データをブロック単位で時系列に連結し、分散管理する技術である
  • 改ざん耐性・透明性・不可逆性が主な特徴で、中央管理者なしに信頼を確保できる
  • パブリック・プライベート・コンソーシアムの3種類があり、用途に応じて使い分けられる
  • 暗号通貨以外にも、サプライチェーン管理、医療、選挙などさまざまな分野で活用が進んでいる

ブロックチェーンの基本概念

ブロックチェーンとは、取引データを「ブロック」という単位にまとめ、それを時系列順に鎖(チェーン)のように連結して記録する技術です。この技術は「分散型台帳技術(DLT: Distributed Ledger Technology)」とも呼ばれ、ネットワーク参加者全員が同じデータのコピーを保持します。

従来のデータベースでは、中央のサーバーがすべてのデータを管理していました。しかしブロックチェーンでは、数千から数万のノード(コンピュータ)が同じデータを持ち、互いに検証し合います。これにより、特定の管理者への依存がなくなり、データの改ざんが極めて困難になります。

ブロックチェーンの概念を簡単に例えると、クラス全員が同じノートに同じ内容を書き写しているようなものです。もし一人が内容を書き換えても、他の全員のノートと照合すればすぐに不正が発覚します。この仕組みが信頼性の基盤となっています。

ポイント

ブロックチェーンの概念は1991年にスチュアート・ハーバーとW・スコット・ストルネッタの研究論文で初めて提唱されましたが、実用化されたのは2009年のビットコイン誕生が初めてです。

ブロックとチェーンの仕組み

各ブロックには、取引データ、タイムスタンプ、前のブロックのハッシュ値(暗号化された要約情報)が含まれています。前のブロックのハッシュ値を含むことで、ブロック同士が鎖のようにつながり、過去のデータを改ざんすると後続のすべてのブロックのハッシュ値が変わるため、改ざんの検出が可能になります。

ハッシュ関数は、どんな長さのデータでも固定長の出力に変換する一方向性の関数です。元のデータが少しでも変わると、まったく異なるハッシュ値が出力されます。この性質がブロックチェーンの改ざん耐性を支えています。

新しいブロックを追加するには、ネットワーク参加者の合意(コンセンサス)が必要です。この合意形成の方法として、Proof of Work(計算能力による競争)やProof of Stake(保有量に基づく選出)などのアルゴリズムが使われています。

  • 取引データ:誰から誰にいくら送金されたかなどの情報
  • タイムスタンプ:ブロックが生成された日時
  • 前ブロックのハッシュ値:直前のブロックとの連結を保証する暗号化情報
  • ナンス:Proof of Workで使用される計算用の変数

ブロックチェーンの特徴

ブロックチェーンの最も重要な特徴は「改ざん耐性」です。データが世界中の多数のノードに分散して保存されているため、一部のノードがダウンしたり攻撃を受けたりしても、ネットワーク全体は正常に機能し続けます。過去のブロックを改ざんするには、ネットワーク全体の計算能力の過半数を掌握する必要があり、実質的に不可能です。

「透明性」もブロックチェーンの大きな特徴です。パブリックブロックチェーンでは、すべての取引データが公開されており、誰でも確認できます。ビットコインやイーサリアムの取引履歴は、ブロックチェーンエクスプローラーというツールを使えば誰でも閲覧可能です。

さらに、「不可逆性」も重要な特徴です。一度ブロックチェーンに記録されたデータは、原則として削除や変更ができません。これは記録の永続性という点ではメリットですが、間違った送金を取り消せないというリスクにもなります。

注意

ブロックチェーンの不可逆性は、誤送金を取り消せないことを意味します。送金先アドレスは必ずコピー&ペーストで入力し、送金前に何度も確認する習慣をつけましょう。

ブロックチェーンの種類

ブロックチェーンは大きく3つの種類に分類されます。パブリックチェーン(ビットコイン、イーサリアムなど)は誰でも参加でき、完全に公開されています。プライベートチェーンは特定の組織が管理する閉じたネットワークで、企業内での利用に適しています。コンソーシアムチェーンは複数の組織が共同で管理するもので、業界横断の取り組みに使われます。

それぞれに長所と短所があり、用途に応じて使い分けられています。パブリックチェーンは分散性と透明性に優れていますが、処理速度やプライバシーに課題があります。プライベートチェーンは処理速度が速くプライバシーを確保できますが、分散性が低く、信頼の基盤が従来の中央管理型に近くなります。

  • パブリックチェーン:誰でも参加可能、完全公開、高い分散性(例:ビットコイン、イーサリアム)
  • プライベートチェーン:特定の組織が管理、高速処理、プライバシー確保(例:Hyperledger Fabric)
  • コンソーシアムチェーン:複数の組織が共同管理、業界横断の利用に適する(例:R3 Corda)

ブロックチェーンの活用事例と未来

ブロックチェーンの活用は暗号通貨にとどまりません。サプライチェーン管理では、製品の製造から消費者に届くまでの過程をブロックチェーンに記録することで、偽造品の防止やトレーサビリティの向上が実現されています。食品業界ではIBM Food Trustなどのプロジェクトが実用化されています。

医療分野では、患者の医療記録をブロックチェーンで管理することで、異なる医療機関間での安全なデータ共有が可能になると期待されています。また、選挙の投票システムや土地登記簿への活用も各国で検討が進んでいます。

ブロックチェーン技術は発展途上であり、スケーラビリティ、エネルギー消費、規制の不確実性といった課題が残っています。しかし、データの透明性と信頼性を技術的に保証できるこの仕組みは、インターネット以来の革新的技術として、今後もさまざまな分野での活用が広がっていくと予想されています。

ヒント

ブロックチェーンの取引履歴を確認するには、Etherscan(イーサリアム)やBlockchain.com(ビットコイン)などのブロックチェーンエクスプローラーを使ってみましょう。無料で誰でも利用できます。

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